#21『小話 覚えた日』

お「すぐ しゃんはいに とんでくれたまえ!」
僕「…。」

最近、お布団小僧のブームは『どこか大人っぽい言葉』を使う事らしいのです。
きっと大人に憧れているのではなく、その雰囲気に憧れているのでしょう。
主なネタ集めの場は、動画配信のドラマや映画です。
社会派ドラマ、現代劇にSF、時には時代劇なんかからも引用したりして楽しんでいる様子です。
しかし。しかしなのです—

お「しおどきね…」
僕「へ?」
お「もぉ わたしたち しおどきなのよ…」

ネタ元が恋愛ドラマの場合、話は別です。

お「もっと はやくであいたかったわ…」
僕「…(汗)」

そもそもお布団小僧は、本当にその言葉の意味を分かって使っているのでしょうか?

僕「潮時って、意味分かってる?」
お「…うみにいくってこと?」

…。
あぁ、やっぱり。
お布団小僧は、雰囲気だけを楽しんでいたのです。
しかしこれ、よくよく考えてみれば、決して好ましい事では無い気がしてきました。
だってそうでしょう?
お布団小僧にとってはお遊びのつもりでも、時に言葉はあらぬ誤解を招く事があるのですから。(潮時なんて言われたら、ちょっと寂しいぞ…)
なので僕は、お布団小僧にキチンと意味を教えてあげる事にしたのです。

お「え…?(不安)」
僕「だから、潮時ってのは、もうバイバイって事なんだよ?」
お「いや…(不安)」
僕「でしょ?」
お「いやぁぁぁ…(泣)」

自分で言っておいて涙ぐむなよ…。
ま、まぁ。なにはともあれ。
僕は大人として、お布団小僧にキチンと正しい意味を伝えて良かったと思います。

お「いやぁあぁああ!!(大泣)」
僕「だ、大丈夫だから(焦)」
お「ばいばい いやぁああぁあぁ!!!(雷泣)」

バカだなぁ、僕達がバイバイなんてするわけないだろお布団小僧。

お「わたしだけを みてて!」
僕「へ!?」
お「でなきゃ よそに いっちゃうよ!」
僕「…。」

東京ラブストーリーの台詞は、意味ちゃんと分かってるんだなお布団小僧よ…。

追伸:#20の続きを書こうと思ったのですが、まぁ小話になりました…ごめんなさい( ꒪⌓꒪)
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by ohutonkozou | 2014-08-10 23:26

妖怪達と暮らす 五流作家の 日々のこと


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